10月 クリのだ円皿
いつもの日常を変えてくれるもの
身近に使っているものを少し変えてみるだけで、気持ちが安らぎ、時間の流れもゆったりしたように感じることはないでしょうか?
このクリの器もまさにそんな気持ちにさせてくれます。風の音、鳥のさえずり、それ以外は何も聞こえない自然豊かな山のふもとにあるアトリエで、その器たちは一人の作家さんの手により一つひとつ時間をかけて生まれます。
栗の個性に合わせた手彫りの器
10月の誕生木であるクリは、食用や建築用材のために縄文時代から人の手により栽培されていたと言われています。水に強く、虫害や腐食にも強いことから、建物の土台として使われたり、かつては鉄道の枕木としても多用されてきました。
角材や板材にノミやチョウナ(鉋)で独特の削り痕をつける名栗(ナグリ)は、日本古来からの加工法として知られてますが、丹波のきこりが栗材の柱に六角の柄を削った事からそう呼ばれるようになったという説があります。あくまで下処理でしかなかった名栗を、茶室に用いることで表舞台に引き上げたのが、あの有名な千利休と言われています。その伝統技法の歴史に思いをはせ、名栗のようにノミだけで表面を仕上げています。材料一つひとつに個性があり、その表情に同じものはありません。そのクリの木が持つ個性を生かせるように、木目や硬さに合せて彫り方を変えて一つひとつ丁寧につくっています。
自分の器を育てる
「使うほどに黒く渋くなっていくクリの木はその変化も楽しめます。自分の器として育ててほしい。」とクリに日々向き合う作家さんはいいます。
クリ独特の大胆な木目とノミで仕上げた表情を生かすため、天然のエゴマオイルで仕上げました。作家さんがひとつひとつ手彫りにこだわり、使うほどに味わい深く育っていく木の器。いつもの日常を変えてくれる逸品です。
※こちらの商品は名入れできません。
縦 |
約15cm |
※当店で取り扱う商品の多くは、手づくりの一点ものです。ひとつひとつ、大きさ・色・形が少し異なるものもあります。既存品には無い温かみのある風合いを楽しみたい方にお勧めの商品となります。
また、各商品の写真は出来る限り実物に近いように調整しておりますが、お客様のモニターなどの環境により、色味が変わっている場合がございます。予め、ご了承くださいませ。
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横 |
約14cm |
高さ |
約2cm |
素材 |
栗(クリ)
※国産材を使用しております。 |
水かぬるま湯で、洗剤をお使いになる場合は、薄めの洗剤で洗ってください。濡れたまま食器棚などに保管するとカビや臭いの原因になりますので、完全に乾いてから保管してください。表面が白く乾燥しツヤがなくなってきたら、 市販の食用オリーブオイルを刷毛やスポンジなどでうすく塗り込んでください。